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2020-06-07 / fiat500c

FIAT 500C : ヒューズボックスの電圧を確認する

カテゴリ: fiat500c

FIAT 500C のヒューズボックス経由で、バッテリーからの 12V 電圧を室内に供給したいと思っています。下調べとして、ヒューズボックスにきている電圧(大体12-14Vくらいのはず)を確認してみました。ヒューズボックスは助手席前のグローブボックスの奥にある蓋を開けるとアクセスできます。

fiat500c_fusebox_with_id.jpg
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マニュアルによると、各ヒューズと関連回路の対応関係は以下のとおりです。

記号 定格(A) 主要関連回路
F12 7.5 / 15 右ヘッドライトロービーム(ハロゲン/キセノン)
F32 7.5 ルームランプ・ラゲッジルームランプ・バニティミラーランプ
F53 * 5 メーターパネル電源
F38 * 15 集中ドアロックシステム
F36 * 10 自己診断ソケット・オーディオ・エアコン・エンジン制御システム
F43 * 15 フロント・リアウィンドーウォッシャー
F48 * 20 右パワーウィンドー
F13 7.5 / 15 左ヘッドライトロービーム(ハロゲン/キセノン)
F50 7.5 エアバッグシステム
F51 7.5 オーディオ・エアコン・ブレーキランプスイッチ・クラッチペダルスイッチ
F37 5 ブレーキペダルスイッチ・メーターパネル電源
F49 5 パーキングセンサー・バックランプ・電動ドアミラー
F31 5 エンジンルームコントロールユニットスイッチ
F47 * 20 左パワーウィンドー

F12, F13, F32 あたりはシャシーナンバーによっては省略される場合もあるようです。僕の 500C (2012年) では F12, F32 が未実装でした。チンクエチェントの12V電源の取り出し (ガレージドッコ技術ブログ) によれば、各ヒューズの左側が 1次(電源) 側、右側が 2次(負荷) 側に対応しているようです。

直流電圧が測れるテスターを用意して計測したところ、エンジンがかかっている状態の F51 左側端子で 13.9V が来ていることが確認できました。写真は残していないですが、他の全ての端子でも 14.0V 近辺の電圧が届いていました。

fiat500c_fusebox_with_tester.jpg
fiat500c_fusebox_with_tester.jpg

エンジンを切ると、上表で * をつけたヒューズからのみ電圧供給が確認できました。また電圧は多少下がり、 13.0V 前後になりました。テスターのアース側端子は、ドア脇の車体金属部分が露出している箇所に固定していました。

fiat500c_fusebox_with_tester_gnd.jpg
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これで 12V 前後の電圧が室内に供給できる見込みが立ったので、今度は時間を見つけて電源端子を接続してみたいと思います。


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