カテゴリ: fiat500c
FIAT 500C のヒューズボックス経由で、バッテリーからの 12V 電圧を室内に供給したいと思っています。下調べとして、ヒューズボックスにきている電圧(大体12-14Vくらいのはず)を確認してみました。ヒューズボックスは助手席前のグローブボックスの奥にある蓋を開けるとアクセスできます。
マニュアルによると、各ヒューズと関連回路の対応関係は以下のとおりです。
記号 | 定格(A) | 主要関連回路 |
---|---|---|
F12 | 7.5 / 15 | 右ヘッドライトロービーム(ハロゲン/キセノン) |
F32 | 7.5 | ルームランプ・ラゲッジルームランプ・バニティミラーランプ |
F53 * | 5 | メーターパネル電源 |
F38 * | 15 | 集中ドアロックシステム |
F36 * | 10 | 自己診断ソケット・オーディオ・エアコン・エンジン制御システム |
F43 * | 15 | フロント・リアウィンドーウォッシャー |
F48 * | 20 | 右パワーウィンドー |
F13 | 7.5 / 15 | 左ヘッドライトロービーム(ハロゲン/キセノン) |
F50 | 7.5 | エアバッグシステム |
F51 | 7.5 | オーディオ・エアコン・ブレーキランプスイッチ・クラッチペダルスイッチ |
F37 | 5 | ブレーキペダルスイッチ・メーターパネル電源 |
F49 | 5 | パーキングセンサー・バックランプ・電動ドアミラー |
F31 | 5 | エンジンルームコントロールユニットスイッチ |
F47 * | 20 | 左パワーウィンドー |
F12, F13, F32 あたりはシャシーナンバーによっては省略される場合もあるようです。僕の 500C (2012年) では F12, F32 が未実装でした。チンクエチェントの12V電源の取り出し (ガレージドッコ技術ブログ) によれば、各ヒューズの左側が 1次(電源) 側、右側が 2次(負荷) 側に対応しているようです。
直流電圧が測れるテスターを用意して計測したところ、エンジンがかかっている状態の F51 左側端子で 13.9V が来ていることが確認できました。写真は残していないですが、他の全ての端子でも 14.0V 近辺の電圧が届いていました。
エンジンを切ると、上表で * をつけたヒューズからのみ電圧供給が確認できました。また電圧は多少下がり、 13.0V 前後になりました。テスターのアース側端子は、ドア脇の車体金属部分が露出している箇所に固定していました。
これで 12V 前後の電圧が室内に供給できる見込みが立ったので、今度は時間を見つけて電源端子を接続してみたいと思います。