猫背で進め

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2020-10-13 / photo

2020 年現在使っているレンズ

カテゴリ: photo

マイクロフォーサーズを使い始めてから 4 年が経ち、すこしずつ買い揃えたレンズは 6 本になった。レンズ 1 本だけで本当に素晴らしい写真を撮るフォトグラファーがいる中で、僕は一体…という気もするんだけど、レンズという物体に対する関心が勝って気がつけば防湿庫が埋まってしまった。

キットレンズ以外はすべて中古で購入した。流石にキヤノンなどと比べると中古流通量は少ないが、ここに記載しているレンズは苦労することなく状態の良い中古品を見つけることができる。恐る恐る計算したが、一式の総額は現在の中古相場で 35 万円程度だった。他の規格ではこうはいかないと思う。

最初に手にした 12-40mm F2.8 PRO をはじめ、現在はズームレンズ・単焦点レンズそれぞれ 3 本ずつが防湿庫に鎮座している。それぞれのレンズで最近撮った写真と、現在の使い分けを記してみる。なお、ボディは最初に購入した OM-D E-M1 (初代) を手放し、現在は OM-D E-M1 Mark III を使っている。

ズームレンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

灯台を下から仰ぐ
灯台を下から仰ぐ

フルサイズ換算で 24-80mm の標準ズーム。OM-D E-M1 (初代) にキットレンズとして付属してきたレンズで最古参。当時 E-M1 のキットは他に 12-50mm EZ もあったが、F2.8 通しのレンズを使ってみたい一心で購入。

意外と寄れる。最短撮影距離は20cm
意外と寄れる。最短撮影距離は20cm

とにかく迷ったらこのレンズを使えば間違いない。一番最初に入手したこともあり、 ND フィルタや C-PL フィルタを揃えている。防塵防滴性能が頼もしい。5万円を切る中古品が出回っている。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

瑞牆山の鎖場
瑞牆山の鎖場

フルサイズ換算で 24-90mm の標準ズーム。役割が 12-40mm F2.8 と被るかと思いきや、こちらは登山用、12-40mm は室内やゆっくり撮影できるスナップ用と使い分けている。

陣馬山の林。1本だけに神々しく夕陽が当たっていた
陣馬山の林。1本だけに神々しく夕陽が当たっていた

12-40mm F2.8 PRO と比べると 130g ほど軽く、1g でも荷物を軽くしたい登山時に重宝している。また、登山・旅行などでは風景撮影が多く、どうせ F8 くらいまで絞るため開放の明るさが必要ないというのも大きい。

発売から日が浅いこともあって、新品と中古の価格差は大きくない。たまにキットレンズとして購入したであろう方がメルカリやヤフオクで出品しているのを目にする。僕もそういうのを買った。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

動物園で最も活躍するレンズ
動物園で最も活躍するレンズ

フルサイズ換算で 80-300mm の望遠ズーム。警戒されずに動物を撮影したい時や、月を大きく取りたい時、ステージにあまり近寄れない場合のライブ撮影なんかに使う。

望遠端で圧縮効果を狙う
望遠端で圧縮効果を狙う

コロナの影響で最も使う機会の少なくなってしまったレンズ。2x のテレコンバーターも持っていて、これを使うと 80-300mm F5.6 (換算 160-600mm) に化ける。

手持ちのレンズの中では最も高価。中古で 10 万円前後の商品が見つかる。運が良ければ 1.4x や 2x テレコンバーターとのセットが安くなっている場合があるので狙い目。

単焦点レンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

使いこなすのが難しい
使いこなすのが難しい

フルサイズ換算で 16mm の対角魚眼レンズ。全然使う予定はなかったところ、メルカリで破格で出品されているのを見て買ってしまった。まだあまり有効活用できていないレンズ。

本当に難しい
本当に難しい

聞くところによればこれ 1 本でスナップを撮るような人もいるみたいで、活用方法を勉強したい。OM-D E-M1 Mark III を含む対応ボディと組み合わせるとボディ内でのフィッシュアイ補正によって 5.5mm, 7mm, 9mm 相当の画角で撮影することもできる(ただし JPEG にしか補正は反映されない)。

このレンズもあまり新品と中古の価格差が開いていない

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

なんとなくこの画角はモノクロにしたくなる
なんとなくこの画角はモノクロにしたくなる

フルサイズ換算で 24mm の広角単焦点レンズ。130g と手持ちの中では最も軽量。ふらっと出かけるときはだいたいこのレンズをつけている。

街中の光と影を表現しやすい
街中の光と影を表現しやすい

純正の角型レンズフードが気に入っている。少しイレギュラーな使い方として、OM-D Webcam Betaと併用してWEB カメラとして使う場合には最も使いやすいレンズ。

シルバー・ブラックの 2 色展開で、僕はボディの色に合わせてブラックを使っている。中古が多く出回っているが、シルバーの方が品数は多い印象。時折 2 万円を下回る価格で取引されていることもある。コストパフォーマンス抜群のレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

スナップにも使える
スナップにも使える

フルサイズ換算で 50mm の標準単焦点レンズ。主にポートレートで利用しているが、スナップにも便利な画角。WEB カメラとして使うには、僕の環境だとやや狭い。

ポートレートの例
ポートレートの例

最近芝浦工大に研究室を開設した高校の同期のプロフィール画像を撮らせてもらった時の写真。一回ポートレート用途で 25mm F1.2 PRO を借りたこともあったけど、僕の用途ではこちらで充分。純正のレンズフードは丸型。こちらもシルバー・ブラックが展開されており、わずかに明るいが価格帯は 12mm F2.0 と似通っている

気になっているレンズ

M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO (未発売)

フルサイズ換算で 16-50mm の広角ズームレンズ。2020 年 7 月のロードマップ更新で発売予定であることが明かされた。これまでに公開されている焦点距離・F 値だけでも十分魅力的。12-40mm F2.8 PRO に対する 12-45mm F4.0 PRO のように、7-14mm F2.8 PRO の代役を軽量にこなせるレンズであって欲しい。登山はこれ一本で済んでしまうのではないかとさえ思うレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

フルサイズ換算で 60mm の標準マクロ。マクロレンズを所有したことがないのと、最近フイルムで撮った写真のデジタイズに興味があって、それにも適していそう。やや暗いが、最大撮影倍率 1.25 倍を簡単に確保できるのはマイクロフォーサーズならでは。

LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH

フルサイズ換算で 30-35mm 程度の画角の単焦点がほしいと思っている。M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 だと若干広いと思うシーンが多く、結構な割合の写真をクロップして使っている。同じような焦点距離・明るさのレンズにオリンパスの M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 もあるが、1 本くらいパナライカのレンズも使ってみたいという気持ちになっている。

これから

確かにオリンパスの映像事業売却は不安ではあるが、ロードマップも公開されているし、少なくとも当面の間はレンズ供給・サポートが続くことを期待している。猫も杓子もフルサイズな昨今だけど、やっぱりこのサイズ・価格帯で幅広い写真表現ができるマイクロフォーサーズマウントは替えが利かない存在だと思うし、ニッチ需要をうまく取り込みながら長く継続してほしい。

別途フイルムカメラも使うようになったんだけど、それについてはまた記事を改めたい。あと、最近友人に頼み込んでポートレートを撮らせてもらっている。撮っても良いよという方いたら声をかけてください。

おまけ: Super Takumar 55mm F1.8 + K&F Concept Mount Adapter
おまけ: Super Takumar 55mm F1.8 + K&F Concept Mount Adapter


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